副甲状腺機能低下症



受診科:内科・内分泌内科
副甲状腺機能低下症ふくこうじょうせんきのうていかしょうは血液中の副甲状腺ホルモンの不足で機能低下を起こすものと、ホルモンは十分にあってもその働きが発揮されないものがあります。

原因

原因不明ですが、自己免疫説が有力な特発姓副甲状腺機能低下症と、甲状腺の手術後などに、副甲状腺の損傷で起こる続発性副甲状腺機能低下症の2つに大きく分けられます。どちらも副甲状腺ホルモン分泌欠乏症により起こりますが、まれな病気です。

症状

低カルシウム血症があると、手のしびれ感や口のまわりの違和感が生じます。

さらに症状が進むとテタニーとよばれる筋肉の筋がつったような痛みを伴うけいれんが起こります。これが全身に及ぶとてんかんと間違われることもあります。特発性のものはいつからともなく起こってきますが、続発性のものは手術後すぐに症状があらわれてくるので明らかです。

診断・治療

低カルシウム血症と高リン血症の症状があるのがこの病気の特徴です。血液中の副甲状腺ホルモンが不足していることも診断を確実なものとします。

治療としては、この病気はビタミンDの活性化に障害があるので、血清型ビタミンDの補充を行わくてはなりません。場合によっては、ビタミンDとカルシウム剤を併用することもあります。

また、普通の食事をとっていれば、特別な場合を除いては薬を服用する必要はありませんが、カルシウムを多く含む牛乳などの乳製品の摂取が大切です。

例えばノビルンなどは、ビタミンDも含まれているのでおすすめです。

予後・経過

病気が治っても高カルシウム血症にならないように、2~3ヵ月に1回は血液検査をしておくと安心です。