脳出血



受診科:脳外科・脳神経内科
脳の実質に出血が生じた状態を脳出血といいます。脳出血は脳のどこでも起こりますが、起こりやすい場所があります。

原因

脳出血の起こりやすい場所は、被殻、視床、橋被蓋、小脳菌状核です。脳細小動脈の血管壊死が原因となって起こる高血圧性脳出血がほとんどです。

このほかに、原因となる病気は脳動脈瘤、脳動静脈奇形、血管腫、脳腫瘍、頭部外傷などがあります。

症状

脳出血は突然起こることが多い病気です。めまい、半身のしびれ、起立困難、半身不随などの症状がみられますが、脳のどこで出血が起こったかで症状が異なります。

被殻で出血した場合は手足の運動障害や間隔の異常、視床出血では間隔が鈍くなる、しびれや軽い運動麻痺、手足や顔の異常な動きがみられます。また小脳出血では、突然激しい頭痛が起こり、嘔吐やめまい、耳鳴り、平衡感覚がなくなって立っていられない、意識がはっきりしなくなる、などの症状が出現します。脳幹の出血では急激に意識がなくなり、昏睡状態に陥り、手足の運動・近くの麻痺がみられます。これらは高血圧によるものが多いのですが、大脳皮質下出血の場合は、高血圧を伴わない血管異常、脳動脈奇形、脳動脈瘤、脳腫瘍からの出血も含まれることが多いです。

高齢者だけでなく、30~40代の人にも起こることがあります。症状は頭痛やしびれ、感覚麻痺、けいれんなどが多くみられます。いずれにしても脳出血が発症するのは、血圧が上がっているときに多いので、会議中の興奮やトイレでいきむ、過労、睡眠不足などがかさなるときは注意が必要です。

診断・治療

問診ではいつ、どんなときに起こり、どんな症状がどのような経過で起こったか、などについて聞かれます。そして意識の程度や呼吸、脈拍、血圧、体温など全身の状態について診察が行われます。脳出血か脳梗塞かの区別や、出血の部位や大きさを知るためにCT検査が行われ、さらにMRIをつかって詳しくしらべることもあります。

治療は、手術によって血のかたまりである血腫を取り除くことと内科的治療を行いますが、手術を行う場合はできるだけ早期のほうが効果が期待できます。内科的治療では、薬によって脳圧の降下と浮腫の軽減を図ります。

予防

高血圧のある人はその治療を行う事が大切です。塩分のとりすぎやコレステロールの多い食品(卵、動物性脂肪や内臓類など)は避け、風呂もややぬるめで入るようにし、便秘にならないように注意を払います。また、酒の飲み過ぎや喫煙は控えましょう。

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脳出血で麻痺や言語障害、しびれなどの後遺症がある場合は、家庭内で動きやすい環境づくりを行い、リハビリテーションも医師の指示にしたがって積極的におこなってください。