バージャー病(閉塞性血栓血管炎)



受診科:外科・心臓血管外科・循環器科
バージャー病(閉塞性血栓血管炎)は手足の血管の途中を血液のかたまりがふさいでしまい、そこから先への血行が悪くなるため、手足の先の組織が壊死して、皮膚の変色や痛み、潰瘍などを引き起こします。

原因

今のところ原因不明ですが、最近では、自己免疫疾患ではないかといわれるようになりました。つまり、体外から侵入してきた異物をこうげきするためのからだの防衛機構に、なんらかの原因で狂いが生じて、自分自身を攻撃してしまう病気の一種だろう、という考えが大勢をしめるようになってきています。

また、たばこを吸うと病状が悪化する、すなわち、喫煙の習慣が病気の進行の誘引になることがわかっています。

自己免疫疾患

体外から抗原(非自己)に対して抗体をつくるのがふつうですが、なんらかの原因で、自分自身を構成する成分(自己)に対して抗体をつくってしまうために起こる病気のことを言います。

症状

この病気は男性に圧倒的に多く、年齢的には中年以降の人に多くみられるという特徴をもっています。栄養状態が関係しているとも考えられ、ここ数十年の間に、生活レベルの向上とともにしだいに減っていく傾向にあるようです。

足でいえば膝から先、手でいえばひじから先に主に起こります。初期症状としては、手足の先が紫色に偏食するチアノーゼの症状が特徴的ですが、それ以前に、手足が冷たい感じを覚えたり、なんとなくからだがだるかったりという症状を訴える人もあります。

また、あるいているときにふくらはぎや足の裏が痛くなり、少し休むと回復するという症状(間欠跛行)からはじまる人も多いようです。その場合はたんなる神経痛と考えてしまいがちですから、注意が必要です。

病変部は栄養状態が悪く、わずかな傷からの細菌感染にも対抗できないため、ちょっとした刺激から化膿性の炎症を起こすようになり、潰瘍が発生することもあります。

病気が進むと、病変部が腐って崩れてしまいます。これを、脱疽あるいは壊疽といいます。皮膚が縮んだり、爪が変形したりすることもあります。また、進行したバージャー病は非常に激しい、耐え難い痛みを伴うのが特徴で、昼よりも夜のほうが痛みが強く、眠れなくなることもあります。

寝ているよりも座っているほうが楽で、痛みに耐えるため、膝を抱えてうずくまるような姿勢をとる人も多いです。

診断・治療

脈や血流を調べて診断を下します。動脈硬化と区別するためには、造影剤を用いて血管をX線撮影する方法が有効です。

壊疽の治療というと、かつては指先や足先の切断も避けられないというイメージがありました。現在ではそこまですることになる例はごく一部になっています。これは一つにには、プロスタグランジンのような血行を良くする薬が開発されたためです。

この薬は血小板擬集抑制剤といわれるもので、血液を凝固させる血小板の働きを抑え、結構の改善を促します。血管拡張剤、循環改善剤、抗凝固剤なども適宜使用します。

また、とくに初期のものに対しては、マッサージや、温浴、運動なども補助的に行い、血行の回復を図ります。

日光過敏性皮膚炎

受診科:皮膚科

日光過敏性皮膚炎の人は、普通はなんの反応も起こさない長波長紫外線で皮膚反応を起こしてしまいます。疾患には次の二つがあります。

1.非薬剤性光線敏感症(光アレルギー性皮膚炎)

光に極端に反応する物質(光感作物質)が皮膚内にあるとき、日光にさらされると、それが化学反応を起こして抗体となり、生体を感作します。その後、同じように日光に当たると、アレルギー反応を起こして日焼けの症状を起こすものです。光感作物質は果汁(イチヂク、セロリ)、香水など体外皮膚面から作用するものと、体内から作用するもの、抗生物質、降圧剤などの内服剤があります。

治療は、薬疹と同じように行います。

2.薬剤性光線敏感症(光毒性皮膚炎)

尋常性白斑の治療に使われるソレラン、トリソラレン、アントラセンといった薬品などが皮膚についているとき、長波長紫外線にさらされると、どんな人でも日焼け症状を起こします。

予後・経過

因果関係が完全にj判明しているわけではありませんが、たばこを吸うとこの病気を悪化させることは間違いありません。したがって、治療中も予後も絶対禁煙が第一条件となります。

順調に回復すれば、再発は少ない病気です。

バージャー病と診断されたら、手足に傷を受けたり、寒さにさらしたりしないよう注意し、なにごとによらず刺激を避けます。適度に運動することも心がけましょう。

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などの電子タバコを使用し、すこしでも喫煙を減らしましょう。