おでき



受診科:皮膚科
毛孔のあかにブドウ球菌が入って炎症を起こし、膿をもったものです。顔にできたものがいわゆる面丁です。

原因

ぶどう球菌が毛孔に感染してできます。

症状

おできには次の三つがあります。

毛嚢炎もうのうえん

毛孔の浅いところに、ぶどう球菌が入って、毛孔のなかの毛嚢という嚢の中で繁殖し、軽い炎症を起こしたものです。中心に黄色い膿をもって、周囲は赤くはれています。一つだけ出ることも、多く出ることもあります。

よくできる場所は、顔、首、わきの下、背中、胸です。炎症が強く、根をもったものは黄色ぶどう球菌によるものです。

せつ

毛嚢の周囲の組織や脂肪にまで化膿がひろがったものです。まぶたや口のまわり、額にできる(面丁)と、症状が強くなって眠れないほど痛むことや、悪感や発熱など全身症状を伴うことがります。

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せつが集まって大きくはれたものです。38度ぐらいの熱が出て、痛みもひどく、頭痛やだるさなど全身症状も強くなります。4~5日たつと毛孔が点々と化膿し、そこから膿が流れ出ます。

診断・治療・経過

癰は中壮年の糖尿病の人に多く、よく出る場所は首や背中です。

せつが場所を変えて次々起きるものはせつ腫症とよばれ、原因となる病気(糖尿病や免疫不全など)がある場合があります。

治療は、抗生物質の内服、また大きいせつや癰には注射をします。おできには抗生物質の入った軟膏を塗り冷湿布をします(リバノール液など)。さわったりしてはいけません。

こうしているとしだいに膿が出てきますが、でない場合は切開することもあります。

おできの場合、圧迫して膿を出そうとする人が多いですが、これは逆に菌が血液の中に入ってしまうことがあるので、自分でするのはやめましょう。