尋常性白斑(白なまず)



受診科:皮膚科
尋常性白斑じんじょうせいはくはんは突然皮膚に白い斑点ができます。痛くも痒くもないありません。メラニン色素の現象によるものです。

原因

原因不明で、突然、皮膚のメラニン色素が減少したり消失したりしておきます。

自律神経失調説や自己免疫節がとなえられています。

症状

皮膚に白い斑点ができます。大きさも数もさまざまで、地図のように大きくなる場合もあります。痛みもかゆみもありませんし、伝染もしません。

毛髪部に発症すると白髪になります。発症部位から次の3つの型に分けられます。

限局型

一部分に限って発症します(汎発型に移行することがあります)。

分節型

神経の流れに沿って、おもに片側だけに発症します。

汎発型

全身にみられます。そのほか、斑点の縁に炎症を伴う、少し膨らんだ発疹がみられる型などもあります。

また、甲状腺機能亢進症や糖尿病、円形脱毛症などの自己免疫疾患を合併することがあります。

診断・治療

特有の色素を失った白斑を確認して診断し、甲状腺機能検査、自己抗体検査などをして、合併症を発見します。光線に対する過敏を促すメトキサレンローションを外用して、1時間たってから紫外線照射して治療します。

だんたんと照射時間を長くしながら、週に3回ほど、数カ月間行います。概要では副腎皮質ホルモン剤、皮膚代謝を活発にする塩化カルプロニウム液、汎発型には副腎皮質ホルモン剤(少量)を内服することもあります。

また、化粧でカバーする方法もとられます。

スウィープホワイトなどで、日々の生活から化粧水を使用することで肌の異常を抑える方法もあります。

予後・経過

治りにくく、治療には最低でも1年かかります。

色素を再生させる紫外線照射は強く当てすぎるとやけどを起こしますから、焦らずゆっくりと医師の指導のもとに治療します。