パニック障害



受診科:内科・心療内科・精神科
強い恐怖や不快を感じるときに、心臓がドキドキしたり、息苦しかったり、汗が出たり、めまいや胸痛などが発作的におこります。多くは10分以内に治まりますが、死んでしまうという恐怖も起こり、どうしていいかわからなくなります。

原因

体質的な素因をもった人に、ストレス因子が加わってパニック発作が生じると考えられています。脳の画像研究から、扁桃核を中枢とする、海馬、前頭前野に聯絡する脳内恐怖ネットワークがあるという神経解剖学仮説が提唱されています。ノルアドレナリン、セロトニン、GABAやコリン系の関与についても研究されています。

症状

不安障害の一つなので、思いがけないパニック発作とそれによって生じる生活機能の障害が特徴で、身体的な原因はありませんが、下の診断基準のように13のさまざまな身体症状が起こりえます。

発作を繰り返すにつれ、また発作が起こるのではないかという不安が頭を離れず、他人と一緒にいたがったり、外出ができなくなったり、助けが得られない場所を恐れるような広場恐怖が生じ、それらに対する回避行動をとるようになります。

パニック発作診断基準
強い恐怖または不快を感じるはっきりと他と区別できる期間で、その時、以下の症状のうち四つ(またはそれ以上)が突然に発言し、10分以内にその頂点に達する。
1.
動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
2.
発汗
3.
身震い感、または震え
4.
息切れ感、または息苦しさ
5.
窒息感
6.
胸痛、または胸部不快感
7.
嘔気、または腹部の不快感
8.
めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
9.
現実感消失(現実ではない感じ)、または離人症状(自分自身か離れている)
10.
コントロールを失うことに対する、または気が狂うことに対する恐怖
11.
死ぬことに対する恐怖
12.
異常感覚(感覚麻痺)
13.
冷感、または熱感

治療

パニック発作のコントロールと随伴症状の解消を目指します。

認知行動療法と薬物療法があり、薬物はSSRI(選択的抗セロトニンセロトニン再取り込み阻害薬)が最良で三環系抗うつ薬、ベンゾジアゼピン系抗不安薬、モノアミン酸化酵素阻害剤などが効果的です。

とくに女性の方が多いのは、生理などがあるためホルモンバランスが崩れやすいためと考えられています。

PMSなどの言葉が有名ですが、オーガニックレーベルなど軽減することも可能です。