起立性低血圧症



受診科:内科・循環器科
急に立ち上がると血圧が著しく低下し、立ちくらみやめまいなどを覚える症状です。

原因

立っている姿勢では、重力により血液が下半身へ集まり、正常な人でも血圧が20mmHgほど低下します。このとき、自律神経の作用により下半身の血管や筋肉が収縮し、血液を送り返すことで血圧が調節されています。この作用が正しく機能しないために起こるのが、起立性低血圧症です。この低血圧は、いろいろな病気から二次的に起こることがあります。

たとえば、糖尿病の合併症としての神経障害、脊髄の病気、血管壁にアミロイドという物質が沈着するアミロイドーシス、大動脈弁狭窄症などの心臓疾患、アジソン病などのホルモンの分泌異常といったものです。

ほかに、交感神経遮断剤など薬の副作用や、体質によると思われるものもあります。また、原因不明で、特発性起立性低血圧症と呼ばれるものもあります。

自律神経

自分の意思に関係なく、さまざまな臓器や器官をコントロール、体温、血圧、脈拍、呼吸、発汗などを自動的に調節します。自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があり、その中枢は脳幹の視床下部にあります。

症状

急に立ち上がったときのめまいや立ちくらみが主症状です。心臓や胃などに送られる血液が一時的に不足するため、動悸や呼吸困難、脈の乱れ、胸やけ、胃のむかつき、吐きけ、嘔吐、みぞおち付近の痛みや重苦しさといった症状も出ます。

また、立ち上がったときだけでなく、立ったままの姿勢を続けているときに起こることもあります。多くは一過性のもので、横になって休んでいれば回復しますが、症状が強く、気が遠くなる感じがあって、失神に至ることもあります。

前述の病気が原因となっている場合は、その病気自体の症状ももちろんみられます。

診断・治療

低血圧はいろいろな病気・異常の結果として起こる症状なので、さまざまな検査を行って原因を特定していきます。血液検査や胸部X線検査、心電図検査、神経の検査などです。服用している薬や、病歴などについても調べる必要があります。

検査によって前述のような病気が原因と判明したら、それぞれの病気に応じた治療を行います。それで効果が上がらない場合や、原因不明の場合には、対症療法として血圧を上げる薬を用いることもあります。弾性ストッキング 例えばキュットスリム!などをはくのも効果的です。

予後・経過

なんらかの病気が原因となっている場合は、その病気の種類や程度により、経過が違ってきます。原因となる病気がない場合は、一般的に予後は良好です。

ただし、特発性起立性低血圧症の場合は、神経の異常が全身的に進行し、予後不良となるケースも少なくありません。

そのため日々の健康管理が重要となってきます。プロポリスなどが低血圧には有効ですが、薬院オーガニックのプロポリスなどは名前の通りなので安心して利用することができます。