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受診科:内科・代謝科・消化器外科
インスリノーマいんすりのーま
膵臓にあるインスリンの分泌器官、ランゲルハンス島B細胞(β細胞)に腫瘍が発生する病気で、低血糖症をおこします。良性と悪性とがありますが、悪性のものはそれほど多くはみられません。

原因

β細胞に腫瘍ができると、インスリンが過剰につくられるようになります。インスリンは血液中の糖が筋肉や脂肪組織に吸収させるのを促進するホルモンですから、インスリンの量が多いと血糖が必要以上に吸収されてしまい、血糖値が異常に低下する、すなわち低血糖状態となります。

症状

おもな症状は、意識喪失やけいれん発作などです。

比較的激しい症状があらわれるため、てんかんと誤解されることもあります。

早朝の空腹時はとくに低血糖で、失神発作を起こすことがあるため、その不安から食べ過ぎて太ってしまうことがあります。

診断・治療

治療にはインスリンの分泌を抑制する薬を用い、また、ブドウ糖やグルカゴンなど糖分を補給する薬を対症療法的に用いることもあります。

腫瘍そのものは手術で切除する必要がありますが、悪性で転移をおこしていたり、膵臓内に多発していたりするようなときは、薬物療法をとる場合もあります。