ツツガムシ病



受診科:内科・感染症科
野ネズミに寄生するダニに刺されて発症します。

原因

野ネズミが保有するつつが虫リケッチアの感染で起こります。毛ダニ、赤ダニなど野ネズミに寄生するつつが虫の幼虫に刺されて感染します。

日本では古くから、新潟、山形、秋田の河川流域に、夏に発生する風土病として知られていましたが、戦後、伊豆七島、千葉、神奈川、京都、大分、宮崎などでも、秋から冬にかけて発生するようになりました。近年、農薬の使用中止によって、野ネズミが増えたことから、増加の傾向をたどっています。

症状

わきの下や腰のまわりなどに1~2か所、ダニに刺された刺し口があり、はれて化膿し、近くのリンパ節もはれてかゆくなります。8~10日たつと、寒気とともに発熱し、40度前後に熱が上がります。

また、頭痛や筋肉痛、目の充血などもあり、直径2~5mmの赤い発疹が全身にぱらぱらと出ます。高熱は10日前後続きます。

治療

抗生物質(テトラサイクリンなど)の使用で、2~3日で治りますが、再発率が高いので、必ず最後までしっかりと治療を受けるようにします。

予防

予防ワクチンはないので、つつが虫リケッチアを保有するダニがたくさんいる場所に入る際は、忌避剤きひざいを衣類に散布して、皮膚には忌避剤軟骨を塗ります。