インフルエンザ



受診科:内科・呼吸器科・小児科・耳鼻咽喉科
インフルエンザウイルスによる急性の呼吸器感染症です。通常のかぜより全身症状が強くでます。

原因

原因となるインフルエンザウイルスにはA,B,Cの3つの型があります。なかでもA型は約10年ごとに世界的な大流行を起こします。B型については、症状も強くないので、それほど問題にはされていません。C型は大きな流行はみられません。

症状

普通のかぜと似た、より強い症状が出ます。1~5日の潜伏期のあと急激に高い熱が出て、頭痛、悪感、筋肉痛などの全身症状を伴うが特徴です。あわせて、鼻水、のどの痛み、せきなどの呼吸器症状が出現し、さらに腹痛、下痢、嘔吐などの消化器症状を伴ったり、目の充血やリンパ節がはれたりすることもあるので十分な注意が必要です。

治療

治療法は基本的にはかぜの場合とおなじですが、48時間以内なら特効薬があります。安静、保温、栄養などで症状を和らげます。ただし、合併症を引き起こした場合には入院して抗生物質の投与が必要となります。

消炎鎮痛剤の使用は、脳症・脳炎を起こすことがあるため、医療機関とご相談ください。

予後・経過

一般には4~5日で熱が下がり、症状もよくなって1週間ぐらいで回復しますが、二次感染を起こしやすく、肺炎や気管支炎、副鼻腔炎、咽頭頭炎などに移行してしまうことがあるので注意が必要です。

予防

なにより大切なことはインフルエンザにかかっている人に近づかないこと。インフルエンザウイルスの感染力は気温が低く乾燥しているときに強いので、冬に大流行します。薄着や運動、乾布摩擦などを励行して寒さに対する抵抗力をつけ、室内には適度の湿度を保つように心がけましょう。

さらには、サウナや、マッサージなどをすることで血行がよくなり免疫力があがります。

自宅でマッサージ ファミリーマッサージ実行マニュアル

マニュアルなどで正しくマッサージすることでより効果が得られます。

また、乳酸菌などを接種することで、免疫力があがり、インフルエンザの予防となります。

また、インフルエンザに対するワクチンは、その年に流行するだろうと予想されるウイルスの型に合わせて製造されます。その型がぴったり合えばウイルスに対する抗体は約5ヵ月間持続して予防効果を発揮します。しかし、ほかの型のウイルスなどが出現すると無効なので、ワクチンを接種しておけば必ず安心というわけではありません。

インフルエンザの世界的大流行

A型は、明治22年から23年にかけてのシベリアかぜ、大正7年から8年にかけてのスペインかぜ、昭和22年から23年にかけてのイタリアかぜ、昭和32年から33年にかけてのアジアかせ、昭和43年から44年にかけての香港かぜなど、世界的な大流行を周期的に起こしています。

世界的な大流行になりませんでしたが、2003年に高原病性鳥インフルエンザが流行しました。

2009年には豚インフルエンザが世界的流行を起こしました。

新型インフルエンザとは、季節性インフルエンザと抗原性が大きく異なるインフルエンザで、これまでに罹患した人がほとんどいないため、免疫を獲得していないことから、世界的にしかも急速にまん延する恐れがあるインフルエンザです。感染の拡大を防止する様々な対応が国際的な連携のもとに進められています。