コレラ


受診科:内科・消化器外科・消化器科
コレラこれら
コレラ菌が飲食物にまじって経口感染します。二類感染症の一つで、コレラ菌の毒素で腸感染症を起こします。

原因

コレラ菌の毒素が原因で発症する病気です。コレラ菌は、海外からの輸入食品に混入していて感染する例がほとんどで、エビやカニは要注意です。十分に加熱して食べてください。

日本では、O-1型、O-139型、血清型を原因とするものを、行政的にコレラとして扱っています。

偽膜性腸炎

胃や腸の粘膜に偽膜性の病変を生じる病気で、水銀中毒や重症の感染症、尿毒症、うっ血性心不全などがあるときに起こることが多いものです。また、抗生物質を用いての病気治療中に、いわゆる菌交代現象(抗生物質の効く細菌が抑えられる代わりに、それが効かない細菌が増殖し、かえって下痢などが起こる)が起こって、そのため発病することがあります。

発熱、悪心、嘔吐、腹痛、激しい下痢、頻脈などの症状がみられ、悪化するとショック状態に陥ることもあります。治療には輸血や輸液を行い、低たんぱく血症の改善や、電解質バランスの回復を図ります。抗生物質治療が原因となっている場合は、その薬の投与を中止します。

症状

潜伏期は数時間から数日になります。コレラ菌の種類によって症状の出方は違いますが、熱のない下痢、嘔吐などがみられます。

菌によっては米のとぎ汁状の水様便があって、脱水症状を起こすものもあります。もっとひどいときはショック、意識障害、かすれ声、失明などの症状がでます。

いずれにしても伝染力が強いので、適切な治療が大切です。

診断・治療

コレラは大便がおもな感染源ですが、嘔吐したものの中にもコレラ菌がいます。診断は症状と問診はもちろんのこと、便から菌を検出して確定します。

治療は下痢や嘔吐で失われた水分と電解質の補給を行うことが大切です。また、テトラサイクリンの投与を行って下痢や排菌の期間を短縮します。

予防

ワクチンを一週間の間隔で2回接種します。ただし、コレラワクチンの効果は少ないので、接種したからといって安心するのは禁物です。汚染された水や食品との接触を避けることが、予防につながります。