頭部

脳

ヒトの脳は自然が作り出した最高性能のコンピューターです。身体の内外から送られてくるさまざまな情報に瞬時に対応して、各部に的確な指令を与えています。

しかし、脳内で常に使用しているのはわずかな部分だけで、それ以外の部分が何をしているかは、まだ解明されていません。

口・歯

口・歯

口という器官は、食物(栄養素)を取り込む重要な部分で、歯で食物を噛んで消化しやすくする消化器の入り口であると同時に、空気を取り込む呼吸器の入り口でもあります。

目

人間に限らずほとんどの動物が、外からくす光の明るさや暗さ、物体の形や色といった情報を眼球でとらえ、視神経を通じて脳が認識するシステムになっています。

また、昔から「目は口ほどに物をいう」といわれ、表情のなかでの存在は大きく、その動きなどで感情を表したりもします。

耳

耳で行われている仕事は2つあります。声や音楽などの音に関する情報を捕らえるという聴覚器官としての働きと、3ちの半規管がからだのバランスをとる平衡感覚器官としての働きを行っており、その両方の働きを兼ねています。

鼻

匂いをかいだり、声を共鳴させたりする鼻では、吸気にふくまれるちりを取り、適度な湿気を与えて肺に空気を送ります。







胸部

肺

人間はからだの各部で脂肪や糖分を燃焼させてエネルギーとします。そのために必要な酸素を、吸い込んだ空気の中から取り出すのが肺の役目です。

また燃焼の結果発生する二酸化炭素を血液中から取り出して、外に送り出すことも行います。

心臓

心臓

心臓は、からだのありとあらゆるところに酸素と栄養を送り、いらなくなった二酸化炭素を肺へ、老廃物を腎臓へへとそれぞれ送るためのポンプの役目を担っています。そのため一定の間隔で収縮と拡張を繰り返しています。

心臓のまわりをめぐる冠動脈は、常に動き続ける心臓に酸素と栄養を送るためのものです。







腹部

肝臓

肝臓

私たちは腸で食物から糖分やタンパク質などの栄養を吸収します。しかし、吸収したものをそのまま栄養として利用できません。

肝臓はそれを分解し、栄養として利用できる形に作り替えるのです。また肝臓では、栄養の貯蔵や毒物のろ過などを行い、栄養をバランスよく利用できるように調節しています。

肝臓

胃

胃では食べたものがドロドロの粥状にされます。その際に胃液にふくまれる強い酸で殺菌を行い、酸とペプシンという消化酵素によって、タンパク質をある程度まで消化してしまいます。

この作業を約2時間から4時間ぐらい行い、その後粥状になって消化された食物をすこしずつ小腸に送ります。通常何も入っていない胃の大きさは容積で、約50mlですが、最大で約2lにも膨らみます。

腸

小腸では胃から送られてきた粥状の食物から、栄養素のほとんどを吸収します。そのため小腸の内壁はひだ状になっていて吸収効果を高めています。

大腸は水分を吸収していて、粥状の食物を固くしています。それが便となって体外に排出されます。

膵臓すいぞう

膵臓

膵臓は膵液を分泌して小腸での栄養吸収を助けたり、血液中の糖分の調整を行います。

腎臓じんぞう

腎臓

腎臓では、血液中の毒素を取り出し尿として排出する仕事のほかに、体内の水分量の調節、血圧上昇や赤血球増産のためのホルモンを分泌しています。

泌尿器・生殖器

泌尿器

泌尿器

泌尿器周辺は男女の組織によって違いがみられますが、排尿のプロセスは基本的に同じで、膀胱にたまった尿が尿道を通って体外に排出されます。

男性の生殖器

男性の生殖器

男性の主な生殖器として取り上げられる睾丸こうがんでは、精子がつくられます。精子は副睾丸に貯蔵され、精嚢せいのうでつくられた精嚢液といっしょになり、性管から尿道を通して精液として体外に排出されます。

精液が放出される際には、膀胱の出口が閉じてしまい、尿が出ないようになります。

女性の生殖器

女性の生殖器

女性の生殖器は大きく外生殖器と内生殖器の2つに分けられますが、子どもをつくる際に重要な卵子をつくる卵巣や卵子を子宮へ送る卵管、受精した卵子が成長して胎児となる子宮といった部分はおもに内生殖器に集中しています。







骨・関節

骨格

骨格

ヒトの体は頭蓋骨、脊柱、胸郭、骨盤など、約200個の骨が結合し、骨格を構成しています。この骨格のはたらきは、第一に体を支える土台であることです。

加えて、脳や内臓などの保護、関節を支点とする筋肉運動、カルシウム、リンなどの電解質の貯蔵など、さまざまな役割を担っています。

背骨

背骨

ヒトをはじめとした脊髄動物の骨格の中心軸となっているのが、背骨です。頸椎けいつい7、胸椎12、腰椎5、仙椎5、尾椎3~5の椎骨が連なって構成されています。

側方から見ると全体にややS字にカーブしているのが特徴で、人が屈伸できるのもこの形状のおかげです。

関節

関節

曲げることができる構造になっている、骨と骨の結合部です。関節の周囲は膜で包まれ、表面は関節軟骨に覆われています。

内側の骨液は、関節をスムーズに動かす潤滑油の役目を果たしています。相互の骨は靭帯でつながることで、複雑な動きが可能になっています。